グラフィティ文化について
みなさん、グラフィティというものはご存知ですか?
電車に乗って外を眺めれば一度は見たことがあるはず。あの壁に描かれた落書きです。
そのグラフィティ文化が今問題になっているのです。
汚い字でさらっと描かれたものもあれば、アート作品のひとつかのような美しいグラフィティまで幅広くありますよね。でもこの二つ、許可なく壁に書いている場合はどちらも、もちろん犯罪なので日本では許されざる行為なのです。
そもそもみなさん、グラフィティはどのように始まったのかご存知ですか?
1970年代にニューヨークで、スプレーやフェルトペンなどを使って壁や電車などに落書きをすることから始まったとされています。1980年代に入り、少数のグラフィティ行為者が前衛芸術家として持て囃されるようになりました。そのような傾向は、アメリカにおいて以前から存在していましたが、初期のキース・ヘリングやジャン=ミシェル・バスキアなどにより、世に知られることとなりました。(一部wiki参照)
2005年に、落書きで埋め尽くされていた渋谷区宮下公園周辺では落書きを消した壁面に、先に完成度の高いグラフィティを描き直し、芸術性の低い落書きを減らす試みを実施しているそうです。
このようにモラルの低下で無許可で落書きしてしまうライターに対して、その上から新たにグラフィティで重ねるという新しい試みから、装飾や観光客の取得につなげているそうです。
昔は壁に落書きなんてありえないと思われていましたが、完成度の高さや見る人の価値観がよければ許可を頂いた「壁という大きいキャンバス」にデザインすることは国民にも許されてきたのかもしれません。日本はアメリカと比べると大幅にグラフィティ文化が遅れています。国民に認められる正しいグラフィティ文化が広まってくれればいいなと思います。
『個人作品』
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